SILVER SHOP ＆ 彫金教室

「十三代五ヱ門登場」　（71.11.21 OA）


森の中で一人修行をしているサムライ。
手に持った刀で、飛んでくる斧や落ちてくる鉛を真っ二つにしていく。

この男こそ斬鉄剣の使い手、十三代目 石川五ヱ門。
そこへ変装をしたルパンと次元が現れる。


TVへの出演交渉をするルパンに五ヱ門は『ルパンを殺す』と宣言する。
不二子の出現により、正体を見破られたルパンは屋敷から逃亡。
その際、ルパンは液体燃料を使い五ヱ門と対決して引き分ける。


アジトに帰って来たルパン達は五ヱ門にルパン殺害を指示した人物が殺し屋百地であり五ヱ門は百地流殺法の後継者だと知る。
五ヱ門のルパン殺害が失敗に終わった事を知った百地は、不二子を使い二人を呼び出し、追撃砲で五ヱ門共々ルパンを葬る。

百地邸でルパンと五ヱ門を抹殺する手伝いをした報酬を受け取る不二子。
何故弟子まで抹殺しなければならないのか質問する不二子の足元で、生き延びていた五ヱ門が自分を狙っている事に気づいた百地は、舌先三寸で五ヱ門の追撃を躱し気球で逃亡するが、屋敷の外にいたルパンの銃撃により気球もろとも爆死した。


ルパンと自分との差を認めたくない五ヱ門は、三度目の対決をルパンに迫る。
飛び交う車の上で行われた二人の対決、結果的に五ヱ門はルパンに逃げられてしまう。


そして、五ヱ門は次こそはと誓うのだった。


次週予告編 『雨の午後はヤバイゼ』
(1971/11/28放送予定) ＜ナレーション：山田康雄＞
ああ、今日の楽しみもとうとう終わっちまったなぁ。
さぁて、来週だがねぇ、記憶喪失のボスの過去を探ってくれって、変な事件に巻き込まれてなぁ。
この俺の命も狙われる。
何かあるなって睨んだんだが、そのボスが死んじまったんだ。
そこで俺は死体強奪を企む。その死体に隠されていたものは……！？
来週の『雨の午後はヤバイゼ』。
チャンネルは決まったぜ！  

「脱獄のチャンスは一度」　（71.11.14 OA）


ダム建築現場に眠る宝の箱を引き上げようとするルパン。
宝の箱を見つけた所を銭形に待ち伏せに遇う。
宝の箱は次元と不二子が回収したものの、ルパンは麻酔弾を撃たれ銭形に捕まってしまう。


黒姫刑務所へ護送中のルパンを不二子は助け出そうとするが失敗。
その後も不二子は何度も刑務所からルパンを助けようとするが、その度に次元に「ルパンさまの昼寝の邪魔だ」と止められてしまう。

その頃、獄中のルパンは、自分はルパンではないと言い張り、髪や髭を一切剃らずにいた。

そんなルパンを見て銭形も疑心暗鬼に駆られる日々が続いた。

刑務所に投獄されてから一年が経ち、とうとうルパンの処刑の日がやって来た。
ルパンの真意を確かめるべく次元は和尚に変装してルパンに会い脱獄を促した。
自分はゲームを楽しんでいると言ったルパンに次元は「ようし、分かったよ。おまえは生まれつきぜいたくなんだよナ……すきにするさ。」と言って、引き下がった。
そして処刑直前、まんまと獄吏と入れ替わったルパンは、刑務所の正門から堂々と脱獄してのけた。


次元と合流したルパンは宝の箱を隠した山腹へ赴くが、森だった所は一年の間に工事現場に様変りしていた。
しかも、工事現場のダイナマイトにより宝の箱はルパン達の目の前で四散してしまった。


次週予告編 『十三代五ヱ門登場』
(1971/11/21放送予定) ＜ナレーション：山田康雄＞
いやぁ、自由ってのはいいなぁ。
刑務所はもうコリゴリだぜ。
さて、来週だがねぇ、古の大泥棒石川五ヱ門十三代目の登場だ。
こいつ、居合いの達人。
なんでも真っ二つにしちゃう。
だが、五ヱ門の師匠、百地三太夫。
こいつがとっても悪いじいさんでなぁ、俺と五ヱ門を抹殺するために、ふたりを対決させやがんの。
来週の『十三代五ヱ門登場』。
チャンネルは決まったぜ！  

「さらば愛しき魔女」　（71.11.7 OA）


モーターボートで、恋人同士のように戯れるルパンと不二子。
ルパンはそこでキラー・イン・キラーズに追われるリンダと出会う。

次元の情報で、キラー・イン・キラーズの基地のある島に、ハインライン教授の助手としてリンダがいる事を知り、次元と共にその島に潜入する。
そこでリンダと再開し、

ハインライン教授から『第三の太陽』について話を聞き、その実験によりリンダが魔女になった事を知る。

その頃、抜け駆けをして『第三の太陽』を持ち出そうとしていた不二子は、キラー・イン・キラーズに見つかり脱出用の飛行機を墜落させられ失敗する。

研究所が襲撃を受けている事を知ったルパンは、現場へ向ったが途中でキラー・イン・キラーズに捕まってしまう。
そこで、隊長のスターンに化けてキラー・イン・キラーズのアジトからまんまと脱走した。


『第三の太陽』を焼き払うルパン達は、その炎の中にリンダを見つける。

リンダを撃つ事により自らの手で決着をつけたハインライン教授は、キラー・イン・キラーズの銃撃により自らも命を落とす。

ハインライン教授から核弾頭ミサイルの在処を聞いたルパンは、それを日本の研究所へ届けようとミサイルに乗り込んだが、不二子が一緒に乗ってしまい重量オーバーで墜落してしまった。



次週予告編 『脱獄のチャンスは一度』
(1971/11/14放送予定) ＜ナレーション：山田康雄＞
やぁー、寒くなったなぁ。
風邪ひくなよぉ。
さぁて、来週だがねぇ、この俺もついにヤキが回って、銭形のとっつぁんに捕まっちまってよぉ。
ま、銭形の旦那に、ちょっと花を持たせたってワケ。
だがなぁ、この刑務所すごい重装備で、脱獄するには並大抵じゃないのさ。
警視庁には見せられない、来週の『脱獄のチャンスは一度』。
チャンネルは決まったぜ！  

「魔術師と呼ばれた男」　（71.10.31 OA）


深夜、突然寝室へと侵入して来た男達によってマシンガンで蜂の巣にされた寝巻き姿の男。
男が死んだと確信した侵入者達はその場を引き上げていった。
しかし、人気の無くなったその部屋で、男は何事も無かったかの如く無表情に起き上がった。


アジトで思い思いの事をしているルパンと次元。
「傷つけて　傷つけて…♪」
バスルームから不二子の歌声が聞こえてきた。
胡散臭く思う次元を尻目に浮かれながら朝食を作るルパン。
そこへパイカルと名乗る男が不二子を奪いにやって来た。

パイカルに不二子を奪われたルパン。
パイカルから不二子を奪い返す手がかりを求め、不二子を拾った森まで行ってみるも収穫無し。
その帰り道、次元が車のダッシュボードから三枚のフィルムを見つける。
このフィルムこそ、不二子を追いかけていたパイカルの真の目的だった。

不二子からフィルムの在り処を聞き出すパイカル。
再びルパンのアジトに赴きフィルムの引き渡しを要求。
が、ルパンはそれを拒否。

パイカルの攻撃から命辛々逃げ出したルパン。

フィルムの謎を解き明かし、パイカルと決着をつけようと閻魔の滝へ向かう。
一方、逃げ出した不二子のメッセージからルパンが来る事と知ったパイカル。
先手を打つべくルパンが運転している車へ乗り込んだ。
ルパンの背後からパイカルの銃が狙う。

車内に銃声が響きわたる…。

ルパンを始末し、アジトへ戻ったパイカルの目に倒したはずのルパンの姿が…。
全ての謎解きを披露し、自らもその魔術を使ったと語るルパン。
パイカルの放つ炎によってフィルムは焼失。
フィルムを狙っていた不二子は呆然。
魔術の弱点を突かれたパイカルにルパンの放つ炎が襲いかかる。
炎に包まれながら滝壷へと落下するパイカル…。



次週予告編 『さらば愛しき魔女』
(1971/11/7放送予定) ＜ナレーション：山田康雄＞
はぁぁ、腹減ったなぁぁ～。
今日のおかず、なんだ？
さあて、来週だがね、甘い花の香りのプンプンするグンバツのカワイコちゃんが登場だ。
この娘、リンダといって、なんと魔女なんだよ。
この魔女リンダをめぐって、世界征服を企むキラー・イン・キラーズと俺が、南海の孤島で繰り広げる一大アクション。
来週の『さらば愛しき魔女』。
チャンネルは決まったぜ！  

「ルパンは燃えているか・・・・?!」　（71.10.24 OA）


飛騨スピードウェイで開催のグランプリレースに特別に招待された一人の男。
フェラーリ３１２Ｂを駆るその男の名はルパン三世。

レースはスコーピオンによるルパンの抹殺計画だった。
ホテル・ミラクルにてスコーピオンの動向を探っていた不二子。

敵の罠と知りつつも自らレースに飛び込むルパン。
レース中、次元からの連絡で不二子が捕まった事を知る。
待ち構えていた敵の罠をかいくぐり、ロータス７２を駆り追跡してきた銭形警部を振り切るルパン。
銭形警部を振り切ったルパンは、レースを次元と交代し敵の油断を誘う。
ルパンは一路、不二子が捕まっているホテル・ミラクルへ…。

配管工に変装してホテル・ミラクルへと潜入するルパン。

スコーピオンを壊滅させ不二子を救出、再び次元と交代しレースへと復帰。
仕事を終えた次元の元に現れる不二子。
後ろの手には何故かトンカチが…。


見事にレース優勝を果たしたルパン。
しかし、表彰式に用意した優勝カップにはスコーピオンの罠が…。
「４、３、２、１…ゼロ！」
罠を見抜いていたルパン、爆発直前に優勝カップを競技主判へプレゼント。
優勝カップの爆発を皮切りにレース場は大混乱。
騒ぎが収まり廃虚となったレース場。
騒ぎに呆然とする銭形警部の前に、不二子に捕まった次元の姿が…。
今回のカラクリを不二子から知らされる銭形警部。

ルパンは不二子の裏切りに遭い銭形警部に逮捕される。
が、隙を見て逃亡。

夕日の海岸線を走る不二子のアルピーヌ。
いつの間にやら後部座席にはルパンの姿が…。

裏切り者として消される事を覚悟する不二子。
そんな不二子にルパンは「裏切りは女のアクセサリーのようなものさ、いちいち気にしてちゃあ、女を愛せるわけがないぜ……そうだろ？」と一言。
二人を乗せてアルピーヌは走り去っていく…。


次週予告編 『魔術師と呼ばれた男』
（1971/10/31放送予定) ＜ナレーション：山田康雄＞
よう！元気か？
さあて、来週だがねぇ、へんてこりんな男が出る。
その名をパイカルと言ってなぁ、酔っぱらいそうな名前だ。
なにしろこいつ、銃弾をことごとく弾き、指の先から真っ赤な炎を吹き出す。
さすがの俺も、コイツには参ったぜ。
来週の『魔術師と呼ばれた男』。
まぁ、俺の活躍に、乞うご期待ってところだ。
このチャンネルで会おうぜ！